夢のなかで見た宇宙船は、
とてつもない大きさで、街が丸ごと一個っていうくらいのスケールだった。
銀色で、形はなんだか殻付きピーナッツみたいで
すごく柔らかで有機的な形。
窓が全体にすごい数ついている。
あまりの大きさで、半分くらいしか視界に入ってこないんだけど、
空からにゅっと殻付きピーナッツの2/3が突き出しているような感じ。
金属でできているのに、
重さがないような、厚みがないような、描いた絵みたいな。
何ともいえない柔らかさ、軽やかさ。
真夜中の、クリシー広場の上空。
それはね、
なんだか、今、現れたじゃなくて、
今までもいたんだけど、
わたしがチャンネルが合わせてなくて見えなかっただけ。
そんな感じだった。
これから私たちが高い周波数に合わせられるようになってくると、
この惑星のいろんなところに、滞在してる宇宙船が、見られるようになるんだろうな。